【お座りは10ヶ月ごろ!?お座りの練習はNG!】母子手帳って本当に正しいの?大切なのは原始反射の『統合』。ゆっくり発達を見守っていこう!

こんにちは☺︎

今回は主にこちらの本から学んだことをシェアいたします。

記事内容
  • 赤ちゃんの発達と必要な子育て環境について
  • 原始反射の統合について
  • 正しいお座り時期は10ヶ月ごろ?!

本記事では母子手帳や子育てサイトに書かれている「赤ちゃんの成長段階」とは少し異なる記載をしています。もちろん「絶対にこれが大正解!」という訳ではありません。気になる方はチェックしてみてくださいね♪

ぽんファミリー
ぽんファミリー

赤ちゃんの成長は「見守り」が大切で「ゆっくり」がポイント!という内容です。

赤ちゃんの発達と子育て環境

一昔前、『歩行器』が爆発的ブームになったそうです。歩くようになるのが早いとかナントカ…という謳い文句だったそうですが、ぽんパパも漏れなく乗っていました(笑)

まだ腰の座っていない赤ちゃんを座らせる椅子もありますね。子育て支援センターなどにも必ずと言っていいほど置いてあります。

たしかに歩行器や赤ちゃん椅子は使いやすい道具かもしれませんが、本末転倒なものになっている可能性もあるんですね。

さらにどんどん進む離乳。

しかし

そのような赤ちゃんの成長を無視した『早すぎる無理矢理なステップアップは、健やかな成長を阻害しかねないことが分かってきています。母子手帳が必ずしも「正解」とは限らないんですね。

※もちろん、離乳については現代社会においてどうしても避けられない場合も多くあると思います。そう言った場合は私たち自身、お母さんの状況優先で全く問題ないと考えています。

ぽんママ
ぽんママ

親が笑顔でいることが一番のプレゼントですよね!

ぽんパパ
ぽんパパ

100%同意!

原始反射の統合

では何故、歩行器や赤ちゃん椅子の使用を控えた方が好ましいのか……..

その理由は

原始反射が統合されないままになるから

ということが研究で明らかになってきています。

ここで、赤ちゃんが生まれながらに持つ原始反射の種類をみていきましょう。

原始反射刺激行動
乳探し反射指、乳首で頬を撫でる刺激の方向に頭を向けて口を開けてから吸啜運動(吸啜反射)をはじめる。
吸啜(吸引、吸い付き)反射口唇、口腔粘膜への触刺激乳探し反射によって探し当てた乳首を口唇などの特有の運動で吸う。
モロー(抱きつき、驚愕)反射大きな音、支えを失うなどの突然の刺激脚・腕・指を一度外側に伸ばした後、さらに胸を抱くように腕を内側に曲げる。
ダーウィン(把握)反射手のひらを撫でる強く握り拳を作る(棒であればぶら下がれる程握力が強い)。
バンビスキィ反射足の裏を撫でる足を折り曲げて足の指を扇状に開く。発達後は、足の指を内側に曲げる。
歩行反射腕を持って足を平らな面に触れさせる歩行するように足踏み運動をする。
【ヒトの乳児の原始反射の例】 参考:よくわかる!ホンモノの心理学

これらの原始反射は徐々に消えていきます。(※私はモロー反射くらいしか知りませんでした)

息子も3ヶ月ごろまでモローが続きました。

しかし、原始反射は“ある月齢に成長したから”消えるのではないんですね。

『統合』しきったから、なくなるんです。

例えるなら【モロー反射100回券】という券を使い切った、という感じです。

ですから無理矢理に反射を止めてしまうと、“反射券”は使われないまま、つまり原始反射が残ったまま成長していくことになるんですね。

ぽんママ
ぽんママ

つい反射を止めてあげようとしたくなるけれど、何回も繰り返し反射をすることで統合されていくんだなぁ。

統合されることで、子どもの「五感」がつくられる

では原始反射が『統合』されるとどうなるか………

ズバリ

五感になっていきます

無意識下における反射から意識的に動けるようになっていくんですね。

では原始反射が残ったままだとどうなるの?

という疑問が湧きますよね。

それが以下に挙げる行動、症状に繋がっていきます。

〜原始反射が残ったままになると起こり得る症状〜
  • バランス感覚不足
  • 言語理解力不足
  • 落ち着きがない、多動……etc

いはゆる『発達障害』といわれている症状でもあります。(”障害”ではないですけどね!)

大人でもスキップの苦手な人、口寂しくて咥えタバコなどしてしまう人、球技が苦手な人….など原始反射が残ったままになっている人は沢山います。

⚠︎ただし、それもひとつの個性と捉えることができ、原始反射が残ること、イコール悪いことでは決してありません。

しかしながら、もし上記に挙げたようなことに悩むことがあれば『もしかして原始反射の統合がまだ完了してないのかな?』と思ってみることもできますよね。

ぽんママ
ぽんママ

私自身、もしかしなくても原始反射が統合されていない分野がたくさんある気がッ……!

ぽんパパ
ぽんパパ

ムフフ……。

原始反射を統合するには

対処法としては

統合ワーク(ボール遊びやブロック遊びなどの運動を通して原始反射を消失させる)

が有効とされています。

詳しくは上野さんのご著書をよんでみてくださいね。他にも統合メソッドをシェアしてる方々がいますので気になる方はチェックしてみてください。

ぽんママ
ぽんママ

苦手と感じることを優しめにトライしてみるといいかもしれませんね♪

番外編:乳首を吸う、吸啜反応の大切さ

今回ご紹介している上野さんのご著書にはありませんが、“西原式育児”開発者の西原博士は【吸啜きゅうて運動】の重要性も説いています。

よく西原式離乳食(早くても1歳半から離乳食をはじめる)に対して

噛む力が育たないのでは?

という疑問を持つ方がいるそうなのですが、

吸啜運動の延長上に咀嚼運動があります実際に哺乳瓶の乳首を吸ってみればわかりますが、かなり顎の筋肉を使うことが分かります。

また、胎内記憶研究で有名な池川明先生が仰っていたのですが、赤ちゃんがおっぱいを飲む時は【乳輪を噛む】のだそうです。

【哺乳瓶の乳首を吸う】と【乳輪を噛む(吸う)】運動を比較すると後者の【乳輪を噛む】運動の方が顎にかかる圧力も5倍と、使われる筋肉も運動量も全く異なることが伺えます。

ぽんママ
ぽんママ

即ち、「おっぱいを飲むこと=咀嚼力」に繋がるともいえますよね。状況が許すのであれば母乳育児をなるべく実践できるといいんですね。

私たちの息子は「西原式育児」も参考にしつつ、10ヶ月頃から離乳食(重湯)をはじめました。本格的に食べ始めたのは一歳半ごろからです。大切なポイントをまとめましたのでぜひご参考くださいませ!

                近日中公開予定

赤ちゃんと成人のつくりは違う

実は、赤ちゃんのように息継ぎなしでおっぱいやミルクを飲むのは大人にとって“至難の業”。

何故かというと

大人は鼻と喉が分かれているのに対し、赤ちゃんは鼻と喉が立体交差しているから。そもそもつくり自体違うんですね。

ぽんパパ
ぽんパパ

赤ちゃんは大人の“ミニ版”という訳ではなく、つくり自体が異なるんだ。

以上からも、早すぎる離乳食はむしろ、丸呑み誤嚥、よく噛まない子に育つ可能性もあり、口呼吸やアレルギーに繋がることもわかっています。

早すぎる離乳食について、詳しくはコチラ(近日公開予定)の記事をご参照ください

西原博士の提言していることはつまり、【吸啜反射を統合しきっていないことの弊害でもあるのだと考えられます。ですから、できればおっぱいを何回も吸わせてあげる、というのは大切なことだと思います。

ぽんママ
ぽんママ

いつまでこの授乳は続くのかと疲弊していた時期もありましたが、いつからか呼吸するかの如く授乳できるようになりました。。。

お座りの正しい時期は9〜10ヶ月ごろ!

話をお座りに戻します。

母子手帳にはお座りは6-7ヶ月ごろからと書かれていますが、本来の成長段階からはズレてしまっているようです。

本来の成長過程は

【寝返り→ずり這い→ハイハイ→お座り→つかまり立ち→立っち】の流れ

ぽんパパ
ぽんパパ

確かに自発的にお座りをするためにはこの流れでないとできませんよね。

ずり這いやハイハイの時期を経て、十分な筋力を養ってからはじめて自力で座ることができるようになるんですね。

無理なお座わりの練習は、姿勢の悪さや筋力不足に繋がります。大人でも【腰座り】できていない人がいるんだそう。逆にその後の発達がなかなか進まない場合もあります(ハイハイしないなど)。

ぽんママ
ぽんママ

ムムッ!私、腰座りまだかもしれない……..ッ!

図のように、【自力でお座りした子】と練習などで【早めにお座りした子】とでは姿勢に大きな差が出ていることがわかります。

参考動画

ですから、お座りや立っち、歩く練習は必要ないんですね。ずり這いもハイハイも単なる通過段階としか捉えられていない部分がありますが、それぞれ必要なステップであり、実は今も研究がなされています。

ぽんママ
ぽんママ

ゆっくり過ぎるくらい各ステップをさせてあげればいいんですね。

ハイハイを沢山させよう

現代住宅ではスペースの確保が難しいという難点もありますが、床面積をなるべく広げてあげて存分にずり這いなりハイハイを沢山させてあげたいところです。

ぽんママ
ぽんママ

ハイハイを沢山させた子は強く育つ、ともいいますから!ゆっくりいきましょう♪

もちろん順番通りに行かない場合もあるでしょうし、赤ちゃんの個人差かなりありますよね!気にしすぎは禁物です。ただ、シャフリングベビー発達障害という言葉が聞かれるようになった背景には何があるのかを考えてみるのは大切なことなのかな、とも思います。

私たち自身、ゆっくりのんびり見守りたいと思います。沢山遊ばせてあげたいですね☺︎

—————✂︎—————-

本日もお読みいただきありがとうございました!

それではまた。

【追記】

マタニティクラスで配布された(海外在住時)発達の資料にも、9-10ヶ月ごろに座り始めるとの記載がありました。日本では6ヶ月〜なんて書いてあったりしますよね。でも寝返りを打ち始めた頃に1人座りできる訳が…..。もちろん発達のペースは個人差がかなり有りますので、無理な練習をせず自然に座るのを待つべし、ですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP